総合人事評価のSPI2ってなに?
総合適性検査と呼ばれるSPI2は、企業向けに開発されたものです。 これは、主に新卒や転職などの採用時に使われることが多いようです。
もちろん企業にとっては、このSPI2で得た情報をいろんなことに活用しています。 どんなことに活用しているかといいますと、新入社員の配属や昇進、昇格、人事配置などです。
ここでは総合適性検査SPI2の企業における活用方法についてご紹介します。
最初に覚えていただきたいことは、SPI2というのは受検者の資質を総合的に測定する検査ということです。
新入社員の配属の場合を考えてみましょう。
新入社員の個人の資質と職務や職場の特性が合致するかどうかが配属の決め手になるでしょう。
企業の人事担当者は、SPI2の結果から個人の資質と職務や職場の特性を組み合わせて配属を決定することが多いようです。
それによって企業内における適材適所を実現しているのです。
また昇進、昇格についても同様です。
昇進や昇格する人を、過去の職場でどれだけ力を発揮し会社に貢献したか、今後の成長に期待がどれだけできるか、などの視点から個人を評価しています。
この場合の評価はとても難しいといえます。
本人や職場に大きな影響を与えるといえるため、とても慎重に考えて決定することがほとんどです。
本人の上司の評価を中心に検討されますが、SPI2や他の評価基準などと一緒に検討されます。
このようにして、多方面的に考えて効果的な昇進や昇格の評価を実施しています。
SPI2の効果的な使い方もあります。
SPI2は、個人の資質的な特性を測定するため、所属転換や組織を変える場合などの過去の結果から将来の成功度がわからないケースに有効です。
昇進、昇格の人を選ぶ場合において、SPI2の検査結果を生かすには、個人の検査結果をもとにして個人個人の能力や性格の特徴を総合的に考えて
人事評価の参考とされることが多いようです。
個人を深く理解することは、人を採用したり、配属するためには、欠くことのできないとても大切なことです。
企業における全ての人事を決定する場合、共通項は、人事評価や直属上長の評価を基準に内部と部門間の調整を行うことです。 そして過去の実績や職場内でのバランスを考えた、納得性のある人事決定ができるといえます。 総合適性検査のSPI2の結果は、その有効な個人情報として使うことができるといえるでしょう。