適性検査の歴史

適性検査は、就職試験などの採用においては当たり前になっています。
何時頃から適性検査はあったのでしょうか？ 適性検査を受けた人もたくさんいることだと思います。

ここでは、あまり知られていない適性検査の歴史についてご紹介します。

最近では、適性検査を受ける事は必須条件となっていますね。 適性検査の歴史をご存知でしょうか？

昔の中国の官吏を選抜する試験に科挙がありました。 これは今でいうところの官僚のキャリア選抜の筆記テストみたいなものです。 またヨーロッパにおいては、20世紀初めごろには、科学的な方法で人物を選抜する方法が開発されていたそうです。 恐らくこのころの手法が適性検査の元祖といっていいかもしれません。

もちろん日本においても心理学を基本として職業への適性検査や職業への興味度合い測定する検査が開発されていました。 そして知能検査と一緒に世の中に広がっていきました。 現在のように、一般の民間企業の試験で実施されるようになったのは、何時頃でしょうか？ それはなんと1970年代以降といわれています。

そして学歴主義となりバブルが崩壊したことはご存知でしょう。 世の中が激変することにより、会社もサバイバルをかけて有能な学生や社員の確保に走りました。 その結果、個人の潜在能力を測定するためにいろいろな適性検査が開発されました。 現在では、多種多様なサービスや内容に変化しています。

一番使われているものとしては、新卒の学生を採用する場合の選考のために使われています。

最近の傾向としては、WEB上の公募が定着しました。 その結果、企業へ応募する学生の数が増えているようです。 多くの学生を選考するためには、適性検査を使うことは業務量が少なくなり有効な方法だと思われます。 そして適性検査が広まり発展したといえます。

昔は紙での適性検査が一般的でした。 最近では、WEBを使ってインターネット上で行う方法が大企業を中心に広まっています。 このWEBテストは、自宅のパソコンで受ける場合と指定された会場のパソコンで受験する場合の二種類あります。 このように採用する企業にとって、コストがかからず、また効率がよい適性検査の方法が広まっていくと思われます。