適性検査GATB

一般適性検査GATBについて

適性検査にも様々な種類があります。
ここでは一般職業適性検査といわれるGATBについてご紹介いたします。

GATB(General Aptitude test Battery)は、職業適性検査の代表的なものの一つです。 この職業適性検査は、アメリカの労働省によって開発されました。

日本の労働省が開発した一般職業適性検査は、このGATBを原案としています。 そして40年数年にわたる研究が行われて、改訂が重ねられ現在の形になったようです。

一般職業適性検査は、個人個人の異なる能力や職業との適合性を客観的に判断するようになっています。 現在においては、新卒や転職時の採用や配属、教育訓練や能力開発、配置転換など非常にたくさんの用途において使われています。

この検査における対象年齢は15歳から45歳と幅広い設定となっており、たくさんの活用方法に対応しています。

職務の適性基準の作成要領を提示しています。 そのため仕事の内容が変更になった場合、適性基準の作成や見直しを会社が独自に実施することができます。 職務別適性能力基準表を使って職務の適性基準を作成することもできます。 また就職活動中の学生が適職を考える場合、この資料を参考にして検討することができます。

一般職業適性検査における検査内容は、以下のものとなっています。

紙筆検査
G.知的能力
V.言語能力
N.数理能力
Q.初期的知覚
S.空間判断力

器具検査
P.形態知覚
K.運動共応

この組み合わせによって、業務上の仕事を行うにあたり必要な7種類の適性能力を判定します。

一般職業適性検査は、大きくわけてT版とS版があります。 T版で測定できる適性能力は、知的、言語、数理、書記、空間、形態、供応です。 一方、S版は、知的、言語、数理、書記の能力を測定できます。

この検査を実施する会社の目的によって、T版もしくはS版のいずれかを実施しています。